TOEIC頻出!自動詞と他動詞の違いをマスターするポイント

自動詞と他動詞とは?

英語の動詞には「自動詞(intransitive verb)」と「他動詞(transitive verb)」の2種類があります。それぞれの違いを理解することで、文の構成を正確に理解でき、TOEICの文法問題や読解問題での正解率が上がります。

  • 自動詞 (Intransitive Verb)
    • 目的語を必要としない動詞。
    • 動作や状態がそれ自体で完結する。
    • 例: 「arrive (到着する)」「sleep (眠る)」
  • 他動詞 (Transitive Verb)
    • 目的語を必要とする動詞。
    • 動作が何か(誰か)に向けられる。
    • 例: 「discuss (~を議論する)」「make (~を作る)」

例文比較
自動詞: “The sun rises.”(太陽が昇る)→ 動作の対象はなく、主語だけで意味が通じる。
他動詞: “He made dinner.”(彼は夕食を作った)→ 動作の対象である目的語「dinner」が必要。

TOEICで頻出する自動詞と他動詞の例

自動詞の例:

  • arrive: 到着する
    • × He arrived the station.
    • 〇 He arrived at the station.
  • respond: 返答する
    • × She responded my email.
    • 〇 She responded to my email.

他動詞の例:

  • discuss: ~を議論する
    • × We discussed about the plan.
    • 〇 We discussed the plan.
  • attend: ~に出席する
    • × He attended to the meeting.
    • 〇 He attended the meeting.

TOEICでの出題パターン

TOEICの文法問題では、動詞が自動詞か他動詞かを見極める力が問われます。特に、Part 5(短文穴埋め問題)やPart 6(長文穴埋め問題)で、文の構成を理解するために重要です。

出題例

  • 選択肢に自動詞と他動詞が混ざっている: 文の目的語の有無に注意し、適切な動詞を選ぶ。
  • 受動態の構成問題: 他動詞は受動態にできるため、受動態を見極める際の判断基準になります。

問題例

  1. The manager _____ at 3 p.m.
    a) meets
    b) arrives
    → 正解は b) arrives。目的語がないので自動詞の「arrives」が正解です。
  2. The company _____ a new product last year.
    a) introduced
    b) went
    → 正解は a) introduced。「新しい製品」が目的語として必要なので、他動詞の「introduced」が正解です。

自動詞と他動詞の見分け方

自動詞と他動詞を見分けるためには、以下のポイントに注目すると便利です。

目的語の有無を確認する

自動詞は動作の対象を必要としないので、目的語が続きません。
例: “She swims.”(彼女は泳ぐ)→ 自動詞

他動詞は動作の対象が必要です。
例: “She buys a car.”(彼女は車を買う)→ 他動詞(目的語が必要)

意味を考える

「何を・誰を」にあたる目的語がなくても意味が通じる場合、自動詞である可能性が高いです。動作の対象が必要で、「何を・誰を」という情報を欠くと意味が成立しない場合は他動詞です。

辞書で確認する

辞書には、動詞が自動詞なのか他動詞なのかが明記されています。TOEICの勉強でも辞書を活用し、自動詞か他動詞かを確認しましょう。

  • (vi): 自動詞
  • (vt): 他動詞

よく使われる自動詞と他動詞リスト

自動詞の例

自動詞 意味
arrive 到着する
go 行く
come 来る
run 走る
sleep 眠る

他動詞の例

他動詞 意味
make 作る
like 好む
buy 買う
use 使う
eat 食べる

注意点: 同じ動詞でも、自動詞としても他動詞としても使われるものがあります(例: run, closeなど)。文脈に応じて使い分ける必要があります。

前置詞に注意!よく間違えやすい動詞

1. 自動詞は前置詞を伴うことが多い

  • deal with (~を扱う)
  • depend on (~に依存する)
  • agree with (~に賛成する)

2. 他動詞には直接目的語が続く

  • approach (~に近づく)
  • reach (~に到達する)
  • marry (~と結婚する)

例文:

  • × She approached to him.
  • 〇 She approached him.

TOEIC頻出パターン

1. 自動詞+前置詞

  • listen to music
  • participate in a meeting

2. 他動詞+目的語

  • explain the situation
  • consider the proposal

TOEIC頻出問題例:

  • The manager _______ the proposal carefully.
    • (A) considered
    • (B) considered about
    • (C) considered on
    • (D) considered to
      正解: (A) considered

よく使われるフレーズ例

自動詞のよく使われる表現

  • comply with regulations (規則に従う)
  • apologize for the mistake (ミスを謝る)
  • arrive at the office (オフィスに到着する)

他動詞のよく使われる表現

  • address a problem (問題に対処する)
  • discuss a plan (計画を議論する)
  • approve a proposal (提案を承認する)

練習問題で理解を深めよう

最後に、実際に自動詞と他動詞を見分ける練習問題を解いてみましょう。

練習問題

  1. The plane _____ at 10 a.m.
    a) departs
    b) takes
  2. She _____ her friend every weekend.
    a) meets
    b) goes
  3. We _____ dinner at 7 p.m.
    a) eat
    b) come

解答

  1. 正解は a) departs。「飛行機が出発する」という意味で自動詞です。
  2. 正解は a) meets。「友達に会う」という意味で他動詞が必要です。
  3. 正解は a) eat。「夕食を食べる」には目的語が必要なので、他動詞「eat」が正解です。

追加練習問題

応用問題を解きたい人は、こちらのリンクから挑戦して下さい。

https://forms.gle/7sJPFiPzTPQXfYic9

まとめ

自動詞と他動詞の違いを理解すると、文の構成がスムーズに読み解け、TOEICの文法問題でも迷わずに解答できます。特に、目的語があるかないかを意識して動詞を選択する力をつけることがポイントです。

自動詞と他動詞の使い分けをしっかりマスターして、TOEICのスコアアップを目指しましょう!


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