はじめに
「自分の意図やスタンスを、英語でもっと正確かつプロフェッショナルに伝えたい」と感じたことはありませんか?
ビジネス英語において、単語が持つニュアンスの精度は、あなたの「信頼度」や「立ち位置」を直接左右します。そこでぜひ使いこなしたいのが「動詞 + A + as B(AをBとして〜する)」という構文です。
この構文は一見単純ですが、置く動詞をひとつ変えるだけで、親しみやすい協力姿勢から格式高い意思表明、さらには毅然とした拒絶まで、相手に与える印象を自在にコントロールできるようになります。
「とりあえずThink ofを使っておけばいいか…」と迷ってしまう方に向けて、本記事ではビジネスシーンで頻出する「動詞 + A + as B」の主要8パターンを徹底解説。使い分けの感覚を身につけて、ワンランク上のビジネス英語を手に入れましょう。
ビジネスメールで「動詞 + A + as B」の構文を使うと、相手に対する敬意を示したり、プロジェクトにおける自分の立場を明確にしたりと、非常にプロフェッショナルな印象を与えることができます。
実際のビジネスシーンでそのまま使えるメールの例文を、動詞のニュアンス別にご紹介します。
【一目でわかる】イメージ・ニュアンス別比較表
| 分類 | 表現 | ニュアンス・意味 | 主な使用シーン
|
|---|---|---|---|
| 認知・評価 | Think of A as B | AをBだと考える・思う | 日常会話〜全般(親しみやすい) |
| 認知・評価 | Regard A as B | AをBとみなす・評価する | フォーマル記事・ビジネス |
| 認知・評価 | Look upon A as B | AをBとして見る・捉える | やや硬い表現・客観的な視点 |
| 承認・受容 | Accept A as B | AをB(事実・存在)として受け入れる | 事実の受容・折衷 |
| 承認・受容 | Recognize A as B | AをB(公式な立場・価値)として認める | 公式な承認・評価 |
| 否定・非難 | Dismiss A as B | AをBだとして退ける・一蹴する | 価値がないと切り捨てる時 |
| 否定・非難 | Condemn A as B | AをBだとして非難・糾弾する | 道徳的・法的な強い批判 |
| 説明・描写 | Describe A as B | Aを(特徴を含めて)Bだと描写する | 客観的な説明・言葉での表現 |
1. 認知・評価(チーム内や取引先との関係構築)
■ Think of A as B(AをBと考える・思って頼る)
少し柔らかい表現なので、クライアントに安心感を与えたり、チーム内で協力体制を敷く時によく使われます。
例文:
Please think of me as your primary contact for this project.
(本プロジェクトにおける主要な窓口として、私のことをお頼りください。)
例文:
We think of this challenge as a great opportunity for growth.
(我々はこの課題を、成長のための絶好の機会であると捉えております。)
■ Regard A as B(AをBとみなす・評価する)
非常にフォーマルで、ビジネスメールで頻出します。相手への敬意を示したり、案件の重要度を伝える際に便利です。
例文:
Please regard this matter as highly urgent.
(本件は至急の案件としてお取り計らいください。)
例文:
We regard your firm as an industry leader.
(弊社は貴社を、業界のリーダーとして高く評価しております。)
■ Look upon A as B(AをBとして見る・位置づける)
Regardよりも少し長期的な視点や、会社としてのスタンスを示す際によく使われます。
例文:
We look upon your company as a vital partner for our future growth.
(弊社は貴社を、今後の成長に不可欠なパートナーとして位置づけております。)
2. 承認・受容(交渉や合意形成)
■ Accept A as B(AをBとして受け入れる・合意する)
条件交渉の最終段階や、提案に対する正式な同意を示す場面で使います。
例文:
We are willing to accept your revised proposal as the final agreement.
(貴社の修正案を、最終合意として受け入れる用意がございます。)
例文:
Please accept this small gift as a token of our appreciation.
(感謝のしるしとして、このささやかな品をお受け取りください。 ※定番のフレーズ)
■ Recognize A as B(AをBとして公式に認める・高く評価する)
功績を称えたり、事実を正式に認定する(社内向けのアナウンスや評価メール)際に適しています。
例文:
The management recognizes your team’s effort as the main driver of this success.
(経営陣は、皆様のチームの努力を今回の成功の最大の要因として高く評価しています。)
3. 説明・報告(状況や他者の意見を伝える)
■ Describe A as B(AをBだと説明する・表現する)
アンケート結果やクライアントの反応など、客観的な事実を上司やチームに報告する際に役立ちます。
例文:
The client described the new software as highly intuitive and user-friendly.
(クライアントは新しいソフトウェアを、非常に直感的で使いやすいと評価(表現)していました。)
4. 否定・非難(トラブル対応や毅然とした態度)※取扱注意
■ Dismiss A as B(AをBとして一蹴する・退ける)
※直接相手の意見に対して使うと角が立つため、「根拠のない噂」や「競合のクレーム」などを社内で報告・処理する際に使います。
例文:
The board dismissed the rumor as completely unfounded.
(役員会は、その噂を全く根拠のないものとして一蹴しました。)
例文:
We should not dismiss this feedback as a minor issue.
(このフィードバックを、些細な問題として片付けるべきではありません。)
■ Condemn A as B(AをBとして非難する)
※日常の業務メールで使うことはほぼありません。コンプライアンス違反、契約違反などに対する「法務的・公式な抗議声明」などで使われる非常に強い言葉です。
例文:
Our company strongly condemns such actions as a clear violation of our contract.
(弊社は、そのような行為を契約に対する明確な違反として強く非難いたします。)
💡 ビジネスメールで使いこなすコツ
日常のやり取りでは、「Think of 〜」(親しみやすさ)と「Regard 〜」(フォーマルな敬意)の2つを相手との関係値によって使い分けるだけでも、英語の表現力がぐっと上がります。
実際の業務で「こういう場面で使いたいけれど、どの表現が良いか」などがあれば、ぜひ教えてください!
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