英語学習者が混同しやすい「動詞 + A + of B」の構文ですが、前置詞 of のイメージ(伝達・分離除去・要求など)と Aに入るのが「人」か「物事」か を整理すると丸暗記に頼らずスッキリ理解できます。

【一目でわかる】イメージ・グループ別比較表

グループ 表現 ニュアンス・意味 Aに入る語句
1. 伝達・確信 Inform A of B AにBを知らせる A = 人
Assure A of B AにBを保証する・安心させる A = 人
Convince A of B AにBを納得させる・確信させる A = 人
Remind A of B AにBを思い出させる A = 人
2. 除去・剥奪 Rob A of B AからB(所有物・機会等)を奪う A = 人・場所
Deprive A of B AからB(権利・睡眠等)を奪う A = 人
Relieve A of B AからB(負担・苦痛等)を取り除く A = 人
Clear A of B AからB(疑い・罪等)を晴らす A = 人・場所
Rid A of B AからB(不要物・問題等)を取り除く A = 場所・組織
3. 告発・疑念 Suspect A of B AにB(罪・不正等)の疑いをかける A = 人
Convict A of B AにB(罪)の有罪判決を下す A = 人
4. 要求・懇願 Ask A of B BにA(頼み・要求等)を求める A = 事柄 / B = 人
Beg A of B BにA(お情け・許し等)を乞う A = 事柄 / B = 人

1. 伝達・確信を表す動詞(AにBを伝える・思わせる)

■ Inform A of B(AにBを通知する・知らせる)

  • 解説: ビジネスメールの超定番表現。「A(人)にB(情報・変更点など)」を公式に伝える際に使います。
  • 一般例文: She informed her parents of her decision.(彼女は両親に決定を知らせた。)
  • 💼 ビジネス例文: Please inform us of any changes to your shipping address.(発送先住所に変更がございましたらお知らせください。)

■ Assure A of B(AにBを保証する・安心させる)

  • 解説: 相手の不安を取り除くために「A(人)にB(成功・品質・サポートなど)」を約束・保証します。
  • 一般例文: He assured his mother of his safety.(彼は母親に自分の無事を保証して安心させた。)
  • 💼 ビジネス例文: We assure you of our full support throughout the project.(プロジェクト期間中、万全のサポートをお約束いたします。)

■ Convince A of B(AにBを納得させる・確信させる)

  • 解説: 議論や提案で「A(人)にB(価値・事実など)」を納得させる時に使います。
  • 一般例文: I couldn’t convince him of the truth.(彼に真実を納得させることができなかった。)
  • 💼 ビジネス例文: We successfully convinced the investor of the potential of our product.(我々の製品の可能性について、出資者を納得させることに成功した。)

■ Remind A of B(AにBを思い出させる)

  • 解説: Aを見て「B(昔のこと・別の人・予定)」を連想・喚起させます。
  • 一般例文: This song reminds me of my childhood.(この曲を聴くと子供時代を思い出す。)
  • 💼 ビジネス例文: Allow me to remind you of tomorrow’s deadline.(明日の締め切りについて改めてリマインドさせていただきます。)

2. 除去・剥奪を表す動詞(AからBを取り除く・奪う)

このグループの of は「分離・除去(〜から離して)」の意味を持ちます。「A(人・場所) of B(奪われるもの・取り除かれるもの)」という順番に注目です。

■ Rob A of B(AからBを奪う)

  • 解説: 強盗(robber)のように、直接的・強引に「A(人・場所)からB(所有物・機会)」を奪う表現です。
  • 一般例文: The thieves robbed the museum of valuable artifacts.(泥棒たちは博物館から貴重な工芸品を奪った。)
  • 💼 ビジネス例文: The supply chain delay robbed us of a crucial market opportunity.(サプライチェーンの遅延により、我々は重要な市場機会を奪われた。)

■ Deprive A of B(AからB[権利・機会など]を剥奪する)

  • 解説: 制度・環境・法律などが「A(人)からB(権利・睡眠・機会など)」を奪う、やや硬い表現です。
  • 一般例文: Sleep deprivation deprives the brain of energy.(睡眠不足は脳からエネルギーを奪う。)
  • 💼 ビジネス例文: Excessive bureaucracy deprives employees of creative freedom.(過度な官僚主義は、従業員から創造的な自由を奪う。)

■ Relieve A of B(AからB[負担・職務]を解放する・取り除く)

  • 解説: A(人)からB(負担・ストレス・重荷・役職など)を取り除いて「楽にする/降ろす」ニュアンスです。
  • 一般例文: The medicine relieved her of the pain.(その薬が彼女の痛みを和らげた。)
  • 💼 ビジネス例文: The new automation software will relieve our staff of repetitive task burden.(新しい自動化ソフトにより、スタッフの単純作業の負担が軽減されます。)

■ Clear A of B(AからB[疑い・罪]を晴らす・取り除く)

  • 解説: A(人・場所)からB(疑い・障害物など)をきれいに取り去ります。
  • 一般例文: New evidence cleared the suspect of all charges.(新しい証拠により、容疑者のすべての容疑が晴れた。)
  • 💼 ビジネス例文: The audit report cleared our department of any financial wrongdoing.(監査報告書により、当部門の不正経理の疑いが完全に晴れた。)

■ Rid A of B(AからB[不要物・悪]を取り除く・一掃する)

  • 解説: Rid A of B で「A(場所・組織)からB(害虫・問題・古い習慣)を取り除く」という意味になります。
  • 一般例文: We must rid the garden of weeds.(庭から雑草を取り除かなければならない。)
  • 💼 ビジネス例文: The CEO initiated a plan to rid the company of inefficient processes.(CEOは会社から非効率なプロセスを一掃する計画を開始した。)

3. 告発・疑念を表す動詞(AにBの責任を問う・疑う)

■ Suspect A of B(AにB[罪・不正]の疑いをかける)

  • 解説: 「A(人)がB(罪・不正)を起こしたのではないか」と疑う表現です。
  • 一般例文: Police suspect him of stealing the watch.(警察は彼が時計を盗んだのではないかと疑っている。)
  • 💼 ビジネス例文: Management suspects the former employee of leaking confidential data.(経営陣は元従業員が機密データを漏洩させたのではないかと疑っている。)

■ Convict A of B(AにB[罪]の有罪判決を下す)

  • 解説: 法廷などで「A(人)をB(特定の罪)で有罪とする」裁判用語・公式表現です。
  • 一般例文: The jury convicted the defendant of murder.(陪審員団は被告人に殺人罪で有罪判決を下した。)
  • 💼 ビジネス例文: The executive was convicted of insider trading.(その役員はインサイダー取引で有罪判決を受けた。)

4. 要求・懇願を表す動詞(BにAを求める)

このグループは「A(頼み・事柄) of B(対象となる人)」と、語順が他のグループ(A=人)と逆になる点に注意が必要です。

■ Ask A of B(BにAを求める・要求する)

  • 解説: ask A of B で「B(人)にA(頼み事・配慮など)を求める」という意味になります。
  • 一般例文: May I ask a favor of you?(お頼みごとをしてもよろしいですか?)
  • 💼 ビジネス例文: That is a lot to ask of a small team with a tight deadline.(厳しい締め切りの中、小規模なチームにそれを要求するのは酷というものだ。)

■ Beg A of B(BにAを乞う・切願する)

  • 解説: Ask よりも感情が強く、「B(人)にA(お情け・許しなど)を切望する」表現です。
  • 一般例文: He begged forgiveness of his boss.(彼は上司に許しを請うた。)
  • 💼 ビジネス例文: We beg patience of our customers while we resolve this server issue.(サーバー障害の解決まで、お客様にお待ちいただけますようお願い申し上げます。)

動詞 + A + of B

1 / 10

英文空欄補充:「Excessive bureaucracy _____ employees of creative freedom.(過度な官僚主義は、従業員から創造的な自由を奪う/剥奪する。)」

2 / 10

英文空欄補充:「The audit report _____ our department of any financial wrongdoing.(監査報告書により、当部門の不正経理の疑いが完全に晴れた。)」

3 / 10

英文空欄補充:「We _____ you of our full support throughout the project.(プロジェクト期間中、万全のサポートをお約束/保証いたします。)」

4 / 10

英文空欄補充:「Allow me to _____ you of tomorrow’s deadline.(明日の締め切りについて改めてリマインドさせていただきます。)」

5 / 10

「A(場所・組織)からB(問題・非効率なプロセス・雑草など)を取り除く・一掃する」という意味を表す表現はどれですか?

6 / 10

「A(人)にB(罪やデータ漏洩などの不正)の疑いをかける」という意味を表す動詞はどれですか?

7 / 10

「動詞 + A + of B」の構文において、「Ask A of B」や「Beg A of B」が他の伝達・除去系グループと決定的に異なる点は何ですか?

8 / 10

直接的・強引に「A(人・場所)からB(所有物・市場機会など)を奪う」という意味を表す動詞はどれですか?

9 / 10

「A(人)からB(負担・ストレス・単純作業など)を取り除いて楽にする・軽減する」という意味を表す動詞はどれですか?

10 / 10

ビジネスメール等で「A(人)にB(発送先変更や重要情報など)を公式に通知する・知らせる」際に使われる表現はどれですか?

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まとめ

「動詞 + A + of B」の構文は、動詞ごとの意味だけでなく of の役割(対象・伝達・分離除去)Aの位置に「人」が来るのか「事柄」が来るのか を意識するのが最大のポイントです。
  • 伝達・確信型(A=人): Inform A of B / Assure A of B / Convince A of B / Remind A of B
  • 分離・除去型(A=人・場所): Rob A of B / Deprive A of B / Relieve A of B / Clear A of B / Rid A of B
  • 告発・疑念型(A=人): Suspect A of B / Convict A of B
  • 要求・懇願型(A=頼み・事柄): Ask A of B / Beg A of B

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